Amazonの書評から〜響いたことば
臨終に際して多くの人にインタビューし、最も多くの人が後悔している5つの事項は次の通りであった。
◎他人が自分に望む人生でなく、自分自身に正直な人生を生きる勇気が欲しかった。
◎あれほど多く働かなければよかった。
◎自分の思ったことを正直に話す勇気を持っていたかった。
◎もっと友達づきあいをしておくべきだった。
◎もっと幸せな人生を送りたかった。
人間は個人の力では何も出来ない。信頼出来る他人が周りにいなければならない、というのが本書のかなり結論に近い主張である。そこで「排除」からは何も生まれてこないという予言的言葉が生まれてくる。この本は8月8日発行、今回の総選挙より2か月先んじている。著者は執筆時点で小池百合子氏をある程度評価しながらも危うさも感じていたことは文面からうかがわれる。小池氏の排除発言が出たのは執筆時よりも遥かに後であることから、著者の先見力は完全に評価できる。