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ドミトリー日記。

ドミトリーを経営しているわけではありません。

我が家を「ドミトリー」扱いする。

 現在LDK(リビングダイニングキッチン)の一角に陣取っている。そこでお湯を沸かし、紅茶を入れ(氷は入れないけど)、一昨日買った「森茉莉」の文庫本をめくる。至福だ。ついこの前までモリマリなんて人知らなかったのに、すっかり気に入っている。この吸引力/毒性、スゴいと思う。

 ついこの前までKindle買って、それで専ら「読書」しようと思っていたけど、もうそんな無粋な端末買うつもりは無い。古本屋で古本買って、それを持って歩いて自由に読み込むっていうのを知って、もう自分のスタイルが定まったと思っている。ホント、あの日にあの辺ウロついて、あの古本屋入って「森茉莉」の本選んだ巡り合わせに感謝している。

 そうやって自分の思ってること、考えていることに容易に浸ることができるのも「我が家」のいいところだろうが、そこは思い直して「いやいや、ここはドミトリーなんだ。」と思い直す。そうすると、ドミトリーハウスの主人にでもなったかのような気分になって、やり残した掃除や洗いモノは無いか、思いを馳せるようになる。自分の思っていることに浸るなどというのは、「ドミトリー」的ではないのだ。それでもドミトリーを清潔に保ち、やるべきことをやってしまった後はそういう贅沢も許されるだろう。この感覚がこれまで「ドミ」を知らなかった私に欠けていたものであり、これから空想上でも実際にも「ドミトリー」に住む私が持つべき感覚なのである。